TOP議長随想 > 平成28年1月 川端 正義 徳島県議会議長

議長随想

〜地方創生の推進について〜

 昨年5月に第89代徳島県議会議長に就任いたしました川端正義でございます。また、6月には全国都道府県議会議長会の副会長に選任され、大変光栄であるとともに、その使命と責任の重さを日々痛感しております。
 現在、我が国は、人口減少や高齢化の進行による経済活力の低下や社会保障関係費の増大等による財政面への影響、社会資本の管理上の問題など様々なことが懸念されております。本県においても、昨年実施された国勢調査の速報値によると、県人口は75万6,063人で、5年前の前回調査に比べ約3万人減(減少率3.75%)と大きく減少し、減少率が最も大きい市町村では、減少率14.87%と大変深刻な状況にあります。
 こうした中、我が国が直面する大きな課題に対し、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生しようとする「地方創生」という政策が大きく打ち出され、全国一律でなく、地方が自らが考え、責任を持って地域経済の再生に取り組むことが、今まさに求められております。
 本県では、昨年7月に人口減少の克服等に向けた今後5か年の基本目標及び具体的な施策を記載した地方版総合戦略「vs東京『とくしま回帰』総合戦略」を策定し、移住促進に向けた県民運動の実施など創意工夫を凝らしながら、スピード感をもって取組を進めております。加えて、東京一極集中の是正や地方への新しい人の流れを生み出す切り札として示された政府関係機関の地方移転についても、本県では、消費者庁等の誘致を目指しており、多くの課題が山積しておりますが、これが県勢の発展、将来の国益につながると考え、粘り強く取り組んでおります。
 また、本県議会では、新しい取組として、今年の1月に、徳島県議会、徳島県市議会議長会及び徳島県町村議会議長会の地方議会3団体で連携協定を締結いたしました。「地方創生」という難題に対応するためには、地域が一体となって知恵を出し合い、継続的かつ計画的に施策を実行していくことが重要であり、二元代表制の一翼を担う地方議会として、今後、相互間の連絡を緊密にしながら、国等に対し統一性をもった政策提言などを行っていく予定としております。
 結びになりますが、「地方創生」の実現、日本の再生に向けて、全国都道府県議会議長会の皆様とともに全力で取り組んでまいりますので、今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

徳島県議会議長
 かわばた まさよし
 川 端 正 義

プロフィール
生年月日
昭和28年5月7日
主な議員歴
平成11年4月〜徳島県議会議員(現在5期目)
          文教厚生常任委員会、総務常任委員会、議会運営委員会の各委員長を歴任
平成25年3月  第98代徳島県議会副議長に就任
平成27年5月  第89代徳島県議会議長に就任