TOP議長随想 > 平成30年1月 山木 靖雄 広島県議会議長

議長随想

〜国内外から選ばれる広島県の実現〜

 広島県議会議長の山木靖雄でございます。
 昨年12月に、歴史と伝統ある広島県議会の第66代議長に就任いたしました。
 その職責の重大さに身の引き締まる思いでございます。
 各都道府県議会の皆様方には、引き続き、ご指導とご助言を賜りますようお願いを申しあげます。
 さて、昨年を振り返ってみますと、我が国の経済は、長期にわたり景気回復を続けており、雇用・所得環境の着実な改善や地方経済の回復、更には、国際収支統計の上半期における経常収支の黒字額が10年ぶりの高水準となるなど順調に推移する中で、広島県内の景気も全体として緩やかに拡大しております。
 また、昨年は夏の甲子園における広島県代表の広陵高校の準優勝や広島東洋カープの37年ぶりセ・リーグ連覇といった明るい話題で、県民が大いに盛り上がりました。特にカープの連覇は本県全体に大きな感動と賑わいをもたらし、その経済効果も大きなものがありました。
 一方で、国際情勢に目を転じますと、昨年1月に米国のトランプ政権が誕生し、TPP(環太平洋経済連携協定)や地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」から離脱するなど、反グローバリズムへの政策転換が進められており、今後、世界経済への影響が少なからず懸念されております。
 また、依然として、世界が核兵器の脅威に晒される中、私ども広島県議会は、昨年5月に欧州訪問団を派遣し、本県の湯ア知事とともに、ウイーンで開催された核兵器不拡散条約・NPT運用検討会議の準備委員会に参加し、核軍縮、核不拡散が更に進んでいくよう訴えて参りました。
 さらに、昨年11月には、「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議第一回会合」と「国連軍縮会議」の核軍縮に関する二つの国際会議が本県で相次いで開催されました。本県から核兵器廃絶に向けた新たな一歩が踏み出され、広島にとって大変象徴的な会議となりました。
 県政においては、これまで蒔いた種の新たな成長の芽が着実に育っていくよう、引き続き本県の目指すべき将来像を記した「ひろしま未来チャレンジビジョン」に基づく取り組みを、より一層推し進めていくこととしております。
 広島県議会におきましても、広島の強みを生かし、国内外から選ばれる広島県の実現に全力を尽くして参りたいと考えております。
 また、二元代表制の一翼を担う機関として、県民の多様な意見を踏まえ、議論を尽くすという議会の役割は、これまで以上に重要となっております。
 このため、県民からさらに信頼される県議会を構築していくためには、議会広報の充実による積極的な情報発信など、議会改革の一層の推進が必要であり、今後とも議会の監視機能や政策立案機能の強化など、議会の役割を的確に果たしていくための議会機能の充実や、県民に開かれた身近な県議会の実現を初めとする議会改革に、全力で取り組んで参る所存でございます。

広島県議会議長
  やま き  やす お
  山 木 靖 雄

プロフィール
生年月日
昭和18年8月19日
主な議員歴
昭和62年4月   広島県議会議員に初当選
           現在8期目
           農林委員会委員長、国際協力対策特別委員会委員長、建設委員会委員長、議会運営委員会委員長、
           広島県監査委員、予算特別委員会委員長、決算特別委員会委員長、産業活性化対策特別委員会委
           員長を歴任
平成20年7月   第98代広島県議会副議長に就任
平成29年12月  第66代広島県議会議長に就任