第179回定例総会を開催 -人口減少の克服に向けた少子化対策と地方創生の推進に関する決議など6件の決議、明年度政府予算編成に関する提言を決定-
10月31日(木曜)、山形・ホテルメトロポリタン山形において、第179回定例総会を開催しました。
総会では、はじめに地元山形県の森田廣議長、山本徹会長(富山県議会議長)のあいさつの後、吉村美栄子山形県知事、倉正則山形市副市長が歓迎のあいさつを述べました。
続いて、石破茂内閣総理大臣のメッセージを丸井裕青森県議会議長が披露、村上誠一郎総務大臣の祝辞を原邦彰総務審議官が代読した後、参議院議長の祝電を披露しました。
次に、自治功労者の表彰に移り、議長在職5年の特別功労者として中本隆志広島県議会議長を表彰しました。その後、猫田孝岐阜県議会議員(在職50年)、瓜生信一郎福島県議会議員(在職35年)、北岡千はる京都府議会議員(在職30年)など在職30年以上の永年勤続功労者7名を表彰し、工藤大輔岩手県議会議長など在職10年以上から25年以上までの永年勤続功労者137名を表彰しました。
その後、新任正副議長の紹介に続いて、森田山形県議会議長が総会議長を務め、議事に入り、役員会提出の「人口減少の克服に向けた少子化対策と地方創生の推進に関する決議」、「地域経済の持続的な成長の実現に関する決議」、「地方税財源の充実確保に関する決議」、「防災・減災対策、国土強靱化の充実強化に関する決議」、「地方議会に関する地方自治法改正を踏まえた多様な人材が参画するための環境整備等に関する決議」、「東京電力福島第一原子力発電所事故対策に関する決議」を決定するとともに、各委員会の委員長による報告の後、「令和7年度政府予算編成に関する提言」を決定しました。
なお、決議及び提言に係る審議に際し、欠席の中谷恭典大阪府議会議長から、「地方議会に関する地方自治法改正を踏まえた多様な人材が参画するための環境整備等に関する決議」の厚生年金への地方議会議員の加入に関する部分、地方自治委員会提出の提言に含まれる厚生年金への地方議会議員の加入に関する部分に反対する意見が文書で提出されている旨、事務局が報告しました。
また、明年秋に開催予定の第182回定例総会を関東ブロックの神奈川県において開催することを決定し、これを受けて、柳下剛神奈川県議会議長があいさつを述べました。
以上で総会の議事が終了し、最後に森田山形県議会議長が開催地としての御礼あいさつを述べ、閉会しました。
総会終了後、株式会社SHONAI代表取締役の山中大介氏より、「地方の可能性を世界経済とつなぐ」と題する講演を聴取しました。