全国都道府県議会議長会

第181回定例総会を開催 -藏内勇夫会長(福岡県議会議長)をはじめ新役員を選任、人口減少に打ち勝つ新たな地方創生の推進に関する決議等6件の決議、明年度政府予算編成及び施策に関する提言を決定-

令和7年7月23日

7月23日(水曜)、東京・都道府県会館において、対面参加とオンライン参加を併用するハイブリッド方式で、第181回定例総会を開催しました。

 総会では、藏内勇夫会長(福岡県議会議長)のあいさつに続き、来賓の冨樫博之総務副大臣があいさつを行い、事務局が石破茂内閣総理大臣のメッセージを披露しました。

 続いて議事に入り、令和6年度決算について、事務局が令和6年度会務及び会計報告の説明、依田明善監事(長野県議会議長)が会計監査報告を行った後、認定しました。

 次に、役員会提出の「人口減少に打ち勝つ新たな地方創生の推進に関する決議」、「地域経済の持続的な成長の実現に関する決議」、「地方税財源の充実確保に関する決議」、「防災・減災対策、国土強靱化の充実強化に関する決議」、「地方議会に関する地方自治法改正を踏まえた多様な人材が参画するための環境整備等に関する決議」、「東京電力福島第一原子力発電所事故対策に関する決議」を原案のとおり決定するとともに、各委員会の委員長による報告の後、「令和8年度政府予算編成及び施策に関する提言」を原案のとおり決定しました。

 なお、決議及び提言に係る審議では、金城克典大阪府議会議長から、「地方議会に関する地方自治法改正を踏まえた多様な人材が参画するための環境整備等に関する決議」の厚生年金への地方議会議員の加入に関する部分、地方自治委員会提出の提言に含まれる厚生年金への地方議会議員の加入に関する部分に反対する旨の発言がありました。

 その後、役員等の選任では、総会前に開催した役員選考委員会の選考の経過と結果について小原尚委員長(岐阜県議会議長)から報告して諮り、藏内会長と副会長を選任するとともに、理事、監事、各委員会の正副委員長について、各ブロック又は組合せブロックにおいて互選した結果を事務局から報告して諮り、決定しました。

 以上で議事が終了し、次期定例総会(10月30日)の開催地である神奈川県議会の長田進治議長が歓迎のあいさつを述べました。

 また、「男女共同参画委員会」、「女性議員研究交流大会」及び「都道府県議会選挙区制度研究会」について事務局から報告しました。

 その後、藏内会長は、男女共同参画委員会の委員に対し、女性や若者などが立候補しやすく、働きやすい議会とするため、活発な議論を依頼しました。

 最後に、国立健康危機管理研究機構の武井貞治理事及び前田健国立感染症研究所獣医科学部長から、「ワンヘルスの推進について」と題する講演を聴取し、閉会しました。

当日の様子


藏内会長(福岡県議会議長)

冨樫総務副大臣

依田監事(長野県議会議長)

小原役員選考委員会委員長(岐阜県議会議長)

長田神奈川県議会議長

武井国立健康危機管理研究機構理事

前田国立感染症研究所獣医科学部長

会議の模様

資料