若者に地域や政治を身近に感じてもらえるように

神奈川県議会議長
長田 進治
今年5月に、第118代神奈川県議会議長に就任しました長田進治でございます。
10月30日の第182回定例総会におきましては、ご来県いただき、誠にありがとうございました。当日は、本県CIO(情報統括責任者)兼CDO(データ統括責任者)である江口清貴氏が「防災×デジタルが目指すもの」と題して講演を行いました。実際にコロナ禍におけるダイヤモンドプリンセス号や能登半島地震の支援に携わった経験を交えながら、防災DXの重要性について説く同氏の講演内容には大変説得力があり、防災対策の必要性を改めて実感したところです。
昨今、若者が政治離れしていると言われています。こうした中、本県議会では、昨年度から、若者に地域や政治を身近に感じてもらえるように、県内の大学と連携した取組を進めています。昨年11月に開催した県議会議員と関東学院大学の学生との意見交換会では、「どのようにしたら若者が政治・議会に関心を持つか」をテーマに活発な議論が交わされ、県議会や議員に対する興味や関心を高めてもらえる有意義な機会となりました。
これを受けて、本年4月には、本県議会としては初めての取組として、関東学院大学と包括協定を締結しました。政策形成や本県の将来を担う人材の育成、主権者教育などについて、大学と連携、協力しているところです。今後も、こうした取組を県内の他の大学にも広げ、より多くの若者に地域や政治を身近に感じてもらえる環境づくりを進めていきたいと考えています。近い将来、こうした若者たちが地域を担う一員としてその若い力を大いに発揮し、そして、その中から政治の道を志してくれる方が現れたら望外の喜びです。
さて、2027年には、本県横浜市において、「幸せを創る明日の風景」をテーマに国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027が開催されます。このGREEN×EXPO 2027は、70以上の国や国際機関が出展し、1,000万人以上の来場者が見込まれる国際的なイベントです。会場には、季節によって移り変わる1,000万株もの花と緑とともに、持続可能なグリーン社会を築く最新のテクノロジーも集結します。ぜひ多くの皆様に、豊かな自然と生物多様性を感じ、「地球と生きる」ことに思いを馳せる、そのような素晴らしい時を過ごしていただきたいと考えています。心より、皆様のご来県をお待ちしております。
神奈川県議会議長
長田 進治(おさだ しんじ)
生年月日
昭和40年11月3日
主な経歴
- 平成19年4月〜
- 神奈川県議会議員(現在5期目)
厚生常任委員会、防災警察常任委員会、予算委員会、総務政策常任委員会、決算特別委員会、議会運営委員会等の各委員長を歴任 - 令和7年5月
- 第118代神奈川県議会議長に就任
