全国都道府県議会議長会

ワンチームで現場から県の未来を拓く

議長写真
令和8年3月
岡山県議会議長

遠藤 康洋




 岡山県議会第76代議長の遠藤康洋でございます。
 瀬戸内の海が春の陽光を受けてきらめき、日本三名園の一つである後楽園の芝も、ようやく若草の青みを取り戻し始めました。
 全国の都道府県議会議長の皆様におかれましては、本年度の総仕上げをされつつ、来るべき新年度に向けた準備にも日夜ご尽力のことと存じます。

 さて、私の人生を支えるバックボーンは、東洋大学体育会ラグビー部そのものであります。
 仲間意識、犠牲心、荒ぶる魂、最後まで決してあきらめない心、挑戦することへの恐怖心を振り払う勇気、そして、ノーサイドの精神。これらは、私の体の中に血や肉として今なお息づいております。
 人は一人では生きてはいけない。一人ひとりに役割がある。トライを目指し、はやる気持ちを抑え、的確にボールを回し、ワンチームで前進する。
 私がラグビーで得たものの全てが、県民の幸福という目標を仲間とともに目指す議会運営に通じているのであります。

 こうした思いを新たにしたきっかけが、平成30年7月豪雨災害でした。私の地元である倉敷市をはじめ、本県は未曽有の災害に見舞われました。深い悲しみの中でも、被災された方々の懸命な努力と全国からの温かいご支援のおかげで、地域の暮らしが戻ってまいりました。この復興の過程で私が目にしたのは、人々が助け合う揺るぎない絆でした。この絆こそが、県民の安全安心な暮らしを支え続けていくための礎であり、私たち議会も党派の垣根を越えて協力し、復興に尽力してまいりました。

 また、私は常々、教育県岡山を一層力強いものにしていくことの重要性を訴えてまいりました。
 教育の根本は、見返りを求めずひたすら愛情を注ぐことであり、子どもたちを否定せず全てを肯定することです。子育てに奮闘するご家庭の声など、愛情あふれる教育を実現するため、現場に足を運ばなければ見えてこない真実を一つひとつ拾い上げ、今の課題に応える施策を進めることが最も大切なのです。
 汗を流して現場を歩き、膝を交えて合意を形づくり、人々の負託に応えることこそが、私たち議会人に課せられた使命であると確信しております。

 春の岡山は、旭川沿いの桜並木をはじめ、一年で最も美しい姿を見せてくれます。 全国の皆様には、ぜひ、本県に足をお運びいただき、春を告げる鰆(さわら)などの豊かな食や、穏やかな瀬戸内の景観をお楽しみいただきたく存じます。「ワンチーム」で岡山県を盛り上げるたくさんの笑顔とともに、皆様のご来県を心からお待ちしております。
 

岡山県議会議長
遠藤 康洋(えんどう やすひろ)

生年月日

昭和36年6月13日

主な経歴

平成5年1月〜
倉敷市議会議員(3期)
平成16年10月〜
岡山県議会議員(現在6期目)
総務委員会委員長、監査委員、議会運営委員会委員長等を歴任
令和7年5月
第76代岡山県議会議長に就任