全国都道府県議会議長会

住民の信頼を礎に

議長写真
令和8年9月
兵庫県議会議長

北野  実




 本年6月に第129代兵庫県議会議長に就任いたしました北野実でございます。

 はじめに、熊本地震や千葉豪雨をはじめとする自然災害によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興と平穏な暮らしが戻りますことを心よりお祈り申し上げます。

 31年前、兵庫県は阪神・淡路大震災に見舞われました。神戸の街で目の当たりにした被害の大きさは、今も忘れることができません。当時、私は姫路青年会議所の理事として、組織だった支援が必要だと感じ、仲間とともに炊き出し隊を立ち上げ、約2か月にわたり被災地を奔走しました。

 その活動を通じて、多くの人々の善意と行動力に支えられる一方、行政の対応が追い付かない現実にも直面しました。こうした経験から、政治の果たす役割の大きさを実感し、いつか政治の力で役に立ちたいと思いました。

 政治、とりわけ私たち都道府県議会議員の活動には、住民の皆様からの強い信頼が不可欠です。そのためには、公正・中立な議会運営や説明責任の徹底はもとより、不正や悪しき慣例を許さず、常に住民目線に立った議会であり続けなければなりません。

 兵庫県議会では、不祥事の再発防止と透明性の向上を図るため、政務活動費に関する領収書等の全面公開や第三者機関の設置など、全国的にも先進的な取組を進めてまいりました。さらに昨年には、「兵庫県議会議員の政治倫理に関する条例」を制定し、議員一人ひとりが高い倫理観と責任感を持って活動するための指針を明確にしました。

 これらの議会改革は、決して議員の活動を必要以上に制約するためのものではありません。議員自らが襟を正し、政治活動の透明性と倫理観を高めることで、住民の皆様の期待に応え、より良い政策形成と県政の発展につなげていくためのものです。

 社会情勢や住民ニーズが変化する中にあっても、議会に求められる使命は変わりません。住民の声を真摯に受け止め、その負託に応えていくためには、議会自らが不断の改革を続けることが不可欠です。

 今後も、各都道府県議会の皆様との連携を一層深めながら、住民から信頼される開かれた議会づくりに取り組んでまいりたいと考えております。

 最後に、一つご紹介させていただきます。来年5月、関西一円で「ワールドマスターズゲームズ2027関西」が開催されます。年齢や競技レベルを問わず参加できる世界最大級の生涯スポーツの祭典で、現在、参加エントリーが受け付けられています。ぜひ関西、そして兵庫へお越しいただき、スポーツを通じた交流を深めるとともに、各地の魅力にも触れていただければ幸いです。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

兵庫県議会議長
北野  実(きたの みのる)

生年月日

昭和34年7月19日

主な経歴

平成15年4月〜
姫路市議会議員(1期)
平成19年6月〜
兵庫県議会議員(現在4期目)
総務常任委員会委員長、農政環境常任委員会委員長、監査委員等を歴任
令和8年6月
第129代兵庫県議会議長に就任