全国都道府県議会議長会

13 水道事業に対する国の対策の強化について

昭和45年7月29日 決定

 近年、生活の向上と産業経済の発展にともなう急激な水の需要増大は、深刻な用水不足をきたし、重大な社会問題を惹起している。

 しかしながら、この対策については多額の費用を要し、貧弱な地方財政のみの力では、とうてい解決は不可能である。

 よって、次の措置を講ぜられたい。

(1) 水道水源開発事業に対する国庫補助については、取水、導水、浄水についても、その対象とするとともに、補助率の大巾  な引上げをはかること

(2) 水道施設の拡張および導水管の取替え等改良工事に対し、国庫補助金を交付すること

(3) 水道事業の赤字解消のため国庫補助による助成措置を講ずること

(4) 海水淡水化造水装置の建設について国庫補助の措置を講ずること