全国都道府県議会議長会

16 野犬対策について

昭和45年7月29日 決定

 最近、野犬による児童の死傷事件が全国的に多発し、住民に大きな衝撃を与え、その安全対策の確保が強く望まれている。このため地方公共団体においては、犬の規制条例を制定し、狂犬病予防法の運用とあいまって、飼犬の適正な飼育管理、野犬の捕獲処分に万全を期しているが、なお野犬は横行し、被害が後をたたない実情である。

 よって、犬による人畜への危害の絶滅を期するよう徹底的に野犬の発生を防止し、犬抑留処分施設の整備、捕獲人の充足、待遇改善等野犬取締に対する助成措置を講ずるとともに狂犬病予防法を改正し、住民の日常生活の安全確保をはかられたい。