全国都道府県議会議長会

17 私立高等学校に対する助成の強化について

昭和45年7月29日 決定

 今日の私立高等学校は、公立高等学校と相携えて、国民の要望に応え、後期中等教育の普及と向上に大きな役割を果たしているところであるが、その経営の現状は、客観情勢の変化により、全国的なすう勢として、その特質というべき自主的運営が次第に困難化し、これにともなって、逐次、父兄負担の増大をもたらしているのみならず、廃校のやむなきに至る例さえ生じていることは、まことに遺憾である。

 よって、私立高等学校の経営が当面しているきびしい状況と、その受けもつ重要な責務に深く思いをいたし、積極的に、これが助成について特段の拡充強化をはかられたい。