全国都道府県議会議長会

23 通勤途上における労働者災害補償制度の確立について

昭和45年7月29日 決定

 近時、交通機関の発達、激増ならびに建築様式の高層化、屋上広告物のはんらん等により、通勤途上の危険が増大し、通勤者の安全が著しく阻害されている。

 しかるに、通勤途上の災害については、その補償の制度がなく、このため、被災労働者の生活を脅かしているのみならず労働者に対しても大きな不安を与えている。

 よって、労働者の福祉の向上と生活の安定をはかるため、通勤途上の災害について、その補償制度を早急に確立されたい。