近時、経済の高度成長にともなう労働力不足は、中小企業に多大の影響をおよぼし、このまま推移すれば、経済の健全な発展に大きな支障をきたすおそれがある。

　かかる事態に対処するため、中小企業に対し、経営の合理化、近代化、労働者の福祉増進等適切な指導を実施し、魅力ある企業としての体質の改善をはかるとともに、技能労働力の需要に即応する必要がある。よって、速やかに中小企業の体質改善についての諸施策を講ずるとともに、職業訓練指導員の資質の向上をはかられたい。