全国都道府県議会議長会

14 多目的林道の改良舗装について

昭和45年7月29日 決定

 近年、わが国における産業経済の発展はめざましいものがあり、交通通信機関のはたす役割はますます重要度を加えている。

 これに対処するため国においても、道路網の整備を進めているが、山岳地帯においては、林道は単に林産物の搬出等、林業経営基盤の整備にとどまらず、地域産業の振興および近年大きな社会問題となってきた過疎地域の振興等に大きく寄与し、また、観光および生活圏域道路として多目的に利用されており、道路網整備に重要な役割をはたしている。しかるに、林道の多くは、巾員が狭く、かつ砂利道であり、この改良舗装は強く望まれるところである。

 よって、林道網の整備拡充を一層促進するとともに、多目的に利用される林道の改良舗装に対し、早期に助成措置を講ぜられたい。