全国都道府県議会議長会

15 林業労務者共済制度の確立について

昭和45年7月29日 決定

 最近における林業労働力の減少は、農山村の急激な過疎化に伴って激化の一途をたどり、林業経営の成立基盤すら危うくする情勢にある。

 ことに、林業労働力は、季節性に支配されるうえに、労働環境に恵まれず、たえず危険にさらされているといっても過言ではない。したがって、林業経営の将来をになうべき労働者を確保するためには、社会保障制度の充実をはかり、就労の安定を期することが絶対の要件である。

 よって、速やかに強固な林業労務者共済事業の全国制度化をはかるとともに、助成措置を講ぜられたい。