全国都道府県議会議長会

10 北朝鮮によるミサイル問題及び日本人拉致問題の早期解決について

令和5年10月26日 決定

 北朝鮮は、ミサイル発射等の挑発行為を幾度となく繰り返しており、特に昨年から極めて高い頻度でミサイルを発射している。このことは、我が国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威であるとともに、国際社会の平和と安定を脅かす行為であり、断じて許されない暴挙である。

 また、日本人拉致問題については、北朝鮮が拉致を認めた日朝首脳会談から21年が経過した現在も解決には至っておらず、拉致被害者とそのご家族の苦しみは想像を絶するものであり、拉致被害者及びそのご家族が高齢化していることから、もはや一刻の猶予もない。

 よって、国際社会とより一層連携し、ミサイル発射等の即時中止と日本人拉致問題の早期解決に向けて、全力で交渉するとともに、拉致問題について、若い世代をはじめとした国民の理解を更に深めるための啓発を推進し、解決への国民の一致団結した強い意思の醸成を図られたい。