全国都道府県議会議長会

第18回都道府県議会議員研究交流大会を開催

平成30年11月13日

 本会は、11月13日(火曜) 、東京・都市センターホテルにおいて、第18回都道府県議会議員研究交流大会を約500名の都道府県議会議員の参加を得て開催しました。

 本大会は、「都道府県議会議員が一堂に会し、共通する政策課題等についての情報や意見の交換を行うとともに、大会参加を通じて議員間の一層の連携を深め、もって地方分権の時代に即応した議会機能の充実と活力に満ちた地域づくりに資すること」を目的に、平成13年度から、総務省の後援のもと開催しているものです。

 大会では、柳居俊学 会長が主催者を代表してあいさつを述べた後、講演を聴取するとともに、5つの分科会に分かれ意見交換を行いました。

 講演及び各分科会の概要は次のとおりです(敬称略)。

講演

「自治体戦略2040 年構想と地方自治」

 講師 牧原 出 東京大学先端科学技術研究センター教授

第1分科会「政策立案機能の強化」

 議会からの政策提案の強化が求められ、議員や委員会の条例発議が活発化しているが、その事例紹介を踏まえ、今後の政策立案機能強化の手法や課題について考える。

コーディネイター:

 勢一 智子 西南学院大学法学部教授

パネリスト:

 池本 敏朗 岡山県議会議員

 藤曲 敬宏 静岡県議会議員

第2分科会「行政監視機能の強化」

 首長と議会が向き合う二元代表制において、議会がどのような監視機能を果たすべきか、果たしうるか、チェック機能のあり方と具体的手法について考える。

コーディネイター:

 谷口 尚子 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科准教授

パネリスト:

 近藤健一郎 秋田県議会議員

 田中 宏典 福井県議会議員

第3分科会「住民との関係強化」

 民意の的確な反映・住民参加の拡充が求められており、住民との関係強化に向けた具体的取組を踏まえ、住民代表機能強化の方法について考える。

コーディネイター:

>牛山久仁彦 明治大学政治経済学部地域行政学科長・教授

パネリスト:

 永井学山梨県議会議員

 渡辺創宮崎県議会議員

第4分科会「広報・情報発信」

 透明性の確保や説明責任を果たす観点から各種メディアを活用して議会広報が充実されつつあるが、更に積極的な情報発信やマスコミ対応のあり方などについて考える。

コーディネイター:

 江藤 俊昭 山梨学院大学大学院研究科長

パネリスト:

 高橋しんご 兵庫県議会議員

 原井敬徳島県議会議員

第5分科会「地域医療・介護の将来像」

 医療制度改革が進行し、都道府県の役割が増大することから、地域医療・介護の将来像と議会が果たすべき役割について考える。

コーディネイター:

 島崎 謙治 政策研究大学院大学教授

パネリスト:

 五十嵐務富山県議会議員

 中島 謙二 島根県議会議員

当日の様子


主催者あいさつ 柳居 会長

基調講演 牧原 東京大学先端科学技術研究センター教授

大会の模様