第169回定例総会を開催 ─柴田正敏会長(秋田県議会議長)をはじめ新役員を選任、アフターコロナに向けた地域経済の早期回復に関する決議等6件の決議、明年度政府予算編成並びに施策に関する提言を決定─

令和3年7月14日

　7月14日(水曜)、第169回定例総会をオンラインで開催し、新会長に柴田　正敏　秋田県議会議長を選任するなど、役員改選を行ったほか、「アフターコロナに向けた地域経済の早期回復に関する決議」、「梅雨前線に伴う大雨による土石流災害に関する決議」、「地方税財源の充実確保に関する決議」、「地方議会の団体意思決定機関としての位置付けを明確に規定する地方自治法の改正等の早期実現を求める決議」、「地方議会のデジタル化推進に関する決議」、「東京電力福島第一原子力発電所事故対策に関する決議」及び「令和4年度政府予算編成並びに施策に関する提言」を決定しました。

　総会では、先ず中本隆志　会長職務代理者(広島県議会議長)があいさつを述べ、続いて菅義偉　内閣総理大臣及び武田良太　総務大臣からのメッセージを事務局から披露しました。

　その後、議事に入り、令和2年度決算について、事務局が会務報告及び会計報告の説明、神宝謙一　監事(岡山県議会議長)が会計監査報告を行った後、認定しました。

　次に、議案審議を行い、本会に設置した都道府県議会デジタル化推進本部による「地方議会のデジタル化推進に関する決議」の取りまとめの経過等を同推進本部の本部長を務める坂田憲治

愛知県議会議長が説明した後、役員会提出の「アフターコロナに向けた地域経済の早期回復に関する決議」、「梅雨前線に伴う大雨による土石流災害に関する決議」、「地方税財源の充実確保に関する決議」、「地方議会の団体意思決定機関としての位置付けを明確に規定する地方自治法の改正等の早期実現を求める決議」、「地方議会のデジタル化推進に関する決議」、「東京電力福島第一原子力発電所事故対策に関する決議」を決定するとともに、各委員会委員長報告の後、「令和4年度政府予算編成並びに施策に関する提言」を決定しました。

　その後、「梅雨前線に伴う大雨による土石流災害に関する決議」の可決御礼と全国から被災地への支援についての御礼発言が、宮沢正美　静岡県議会議長からありました。

　続いて、「本会会則の一部改正」(環境行政を農林水産環境委員会から経済産業委員会に移管するなど、委員会の所管事項の見直しを内容とする改正)を決定しました。

　続いて、役員等の選任を行い、先ず、事前に開催した役員選考委員会の選考の経過と結果について、田中八洲男　委員長(島根県議会議長)から報告を受けて、柴田

会長と副会長を選任しました。

　次に、理事、監事について、ブロックにおける互選結果を事務局から報告して諮り、決定しました。

　次に、委員会の正副委員長についても同様に諮り、決定しました。

　その後、次期定例総会(10月28日)の開催地である香川県議会の十河直　議長があいさつを述べた後、①都道府県議会デジタル化専門委員会が本年6月に取りまとめた地方議会・議員のデジタル化の論点や推進の課題、今後の取組を提言する報告書、②本年4月、自由民主党総務部会「地方議会の課題に関するプロジェクトチーム」(座長：石田真敏

衆議院議員)が取りまとめた「令和時代にふさわしい地方議会・議員のあり方についての提言」、③本年6月10日に成立し、16日公布・施行された「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の一部を改正する法律」の概要等について事務局から報告を行いました。