全国都道府県議会議長会

夢ある愛知の実現に向けて

議長写真
令和4年12月
愛知県議会議長

須ア かん




 令和4年5月に第102代愛知県議会議長に就任いたしました須アかんでございます。

 また7月には、全国都道府県議会議長会の社会文教委員会委員長に選任いただき、微力ながら地方自治の発展のための活動に取り組ませていただいております。

 今後とも各都道府県議会、全国都道府県議会議長会の皆様方のご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 さて、我が愛知県は、製造業を中心とした世界に誇る産業集積地を擁するとともに、全国有数の農業算出額を誇り、日本一の産業県として活発な経済活動を展開してまいりました。

 長引くコロナ禍の影響に加え、ウクライナ情勢、国際的なエネルギー・原材料価格の上昇や供給面での制約により、県民生活や経済活動へ大きな影響が生じておりますが、議会として県民の負託に応えられるよう、県民の安全・安心な暮らしの確保と地域経済の早期回復に取り組んでまいります。

 また、本県では、ポストコロナを見据え、愛知の飛躍につながる様々なビッグプロジェクトを推進しております。国内最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai の開設(2024年)、世界最先端のスマートアリーナ「愛知県新体育館」の整備(2025年)、「第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会」の開催(2026年)、その後のリニア中央新幹線開業など、50年後、100年後の未来に続く愛知の発展の礎として、これらの取り組みを着実に前進させる必要があります。

 このため、議会は、県民の意見を県政にしっかりと反映できるよう、開かれた議会運営に努めるとともに、常に先を見通し、直面する諸課題の解決に向けて真摯に議論を尽くし、時代に的確に対応した施策がより効果的に実施されるよう役割と責任を果たしてまいります。私の座右の銘は茶道の言葉である「一期一会」であります。議長として、その時その時を大切にして、夢ある愛知の実現に向けて最善を尽くしていくことが大切だと思っています。

 最後に、本年は本県が誕生してから150年の節目を迎え、先人の努力により、発展してきた本県の歩みを振り返り、愛知の魅力を再発見する貴重な機会となりました。

 この記念すべき年に、日本が世界に誇るスタジオジブリ作品の世界観を表現した唯一無二の公園「ジブリパーク」が11月1日に開園し、国内外から愛知に注目が集まっています。

 さらに、来年1月からのNHK大河ドラマでは、本県の誇る歴史上の偉人、徳川家康の生涯を描いた「どうする家康」が放映されます。

 ジブリパークを楽しみ、歴史や文化を始めとした愛知の様々な魅力を知っていただきたいと思います。皆様方のご来県を心よりお待ちしています。

愛知県議会議長
須ア かん(すさき かん)

プロフィール

生年月日

昭和42年3月18日

主な議員歴

平成19年4月〜
愛知県議会議員(現在4期目)
総務県民委員長、議会運営委員長、監査委員等を歴任
令和4年5月
第102代愛知県議会議長に就任