全国都道府県議会議長会

さらなる議会活性化に向けて

議長写真
令和5年12月
山梨県議会議長

水岸 富美男




 山梨県議会議長の水岸富美男でございます。令和5年5月に第132代議長に就任いたしました。

 さて、現在、我が国を取り巻く社会情勢は、ウィズコロナ社会への移行、地球規模で進む気候変動、不安定さを増す国際情勢など、大きな変化を迎えております。また、国内では人口減少の進行に歯止めがかからず、我が国の経済情勢や社会保障制度の維持などに大きな影響を及ぼすことが懸念されております。

 こうした中、住民が安心して暮らすことができ、一人一人が豊かさを実感できる社会を実現するためには、このような局面に対応した自治体運営にスピード感をもって取り組んでいく必要があります。山梨県議会としても、ふるさとの成長・発展のため、全力を尽くしてその役割・責務を果たしていく所存であります。

 また、二元代表制の一翼を担う県議会は、これまで、県民の意思が県行政に十分反映されるよう、議会における議論の活発化や活動の透明化、政策立案等の機能・充実を図るなど、様々な議会改革に取り組んでまいりました。政策立案については、今年度、医療や介護に従事する方々の安全・安心の確保を図り、地域医療や介護環境を整えて県民の生活向上を目的とする条例の制定に向けた「地域の医療と介護を守るための条例案作成委員会」、子どもの貧困対策の推進を目指した「やまなし子どもの貧困対策推進政策提言案作成委員会」の設置など、県議会としての機能を十分に発揮できるよう、精力的に調査研究等を展開しております。今後も、歴代議長が積み重ねてきた議会改革の意思を受け継ぐとともに、豊かさが実感できる山梨づくりに向け、引き続き、積極的に取り組むとともに、地方議会の長として、県政や議会の活性化に向けて全力で努力してまいる所存であります。

 ところで、山梨県の県産品といえば、ぶどう、もも、ワインなどが有名ですが、富士北麓地域の織物も有名であります。今年度、山梨県北杜市で開催されました全国知事会議では、各知事に富士北麓の絹織物で製作されたシャツ「山梨の夏服」を着用していただき、涼しく着心地も良いと大変好評をいただいたところであります。また、9月定例会でも議場において、議員と執行部ともに「山梨の夏服」を着用して、本会議を行いました。機会がありましたら、山梨県の織物をお手にとってみてください。その品質の良さ、風合いの良さを実感できることと思います。

山梨県議会議長
水岸 富美男(みずぎし ふみお)

生年月日

 昭和39年3月23日

主な経歴

平成15年4月
都留市議会議員(3期)
平成19年5月
都留市議会副議長
平成24年6月
都留市議会議長
平成25年10月
山梨県議会議員に初当選
現在四期目
総務委員長、県監査委員などを歴任
令和5年5月
山梨県議会第132代議長に就任