全国都道府県議会議長会

さまざまな期待を現実に

議長写真
平成26年2月
京都府議会議長

多賀 久雄




 昨年5月、第77代京都府議会議長に就任した多賀久雄でございます。

 また7月には、全国都道府県議会議長会の副会長に就任させていただき、その責任の重さを日々痛感しております。皆様方のお力添えを賜りながら、精一杯職責を果たしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年は大河ドラマ「八重の桜」において、主人公の八重の兄で、京都の発展に多大な貢献をされた、初代府議会議長の山本覚馬翁が大きく取り上げられるなど、京都府議会にとりまして、話題の多い一年となりました。

 また、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決まったほか、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、世界中で日本が注目されるような明るいニュースがありました。

 低迷していた我が国経済も「景気は緩やかに回復しつつある。」と言われるまでに、持ち直しの兆しが見えてまいりました。今年は、これらが確かなものとして、国民の皆さん誰もが回復を実感していただけるよう実効ある施策の展開が求められています。

 そのためにも、住民の皆さんを代表する議会として、「政策の提案機能・監視機能」を最大限に発揮するとともに、地方分権が進む中で、議会の更なる機能強化を図る必要があると考えます。

 京都府議会では、開かれた議会としてインターネットによる本会議や委員会の中継を始めて10年となり、更なる強化を図るため、議会全体による府民の多様なニーズを把握する仕組みとして、常任委員会が地域に出向き、地域で活動されている方々と直接意見交換を行う出前議会を開催しています。

 また、府民の皆さんのさまざまな思いや意見を、次年度の当初予算編成に反映しやすくするため、前年度決算の審査日程を早めることとし、9月定例会で審査結果を知事に伝えるとともに、当初予算が提出される2月定例会では、どのように予算編成に対応したのかを確認することとしております。

 さらに、こうした議会の活動は、議会だよりとして全ての世帯へ届けるとともに、ホームページや本年度からスタートさせた議長定例記者会見のYouTube配信などを通して府民の皆さんへ分かりやすく伝えるようにしています。

 地方行政に寄せられるさまざまな期待を議会としてしっかりと受け止め、実現に向けていくため、各都道府県議会及び全国都道府県議会議長会の皆さまと連携し、全力で取り組んでまいりますので、御指導、御鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

京都府議会議長
多賀 久雄(たが ひさお)

プロフィール

生年月日

昭和25年11月9日

主な議員歴

平成10年4月〜
京都府議会議員(現在5期目)
地方分権等推進特別委員会、建設常任委員会、地方行政改革特別委員会、議会運営委員会、「関西広域連合(仮称)」に関する特別委員会、予算特別委員会の各委員長を歴任
平成25年5月
第77代京都府議会議長