県民が安心して心豊かに暮らせる「日本一のおんせん県おおいた」を目指して
大分県議会議長
近藤 和義
昨年3月に第70代大分県議会議長に就任いたしました近藤和義でございます。これまでの1年8ヶ月間の在任中、安倍政権のアベノミクスに伴う日本経済の再生に始まり、アジア近隣諸国との関係をはじめとした国際情勢の激変、相次ぐ大規模な自然災害の発生など、日々社会が大きく変化する中で、私は県民が安心して心豊かに暮らせる社会を目指して議会運営を行ってきたところであります。
さて、本県では、県民の積年の願いでありました東九州自動車道が本年度中に県内全線開通し、隣県も含めた東九州地域の高速交通体系が構築されることになります。東九州地域はもとより、九州地域経済の自立化、活性化に必要な「生活の道」、「活力の道」であり、救急医療、災害時の「命をつなぐ道」として大いに期待しております。
また、「日本一のおんせん県おおいた」の本県には、温泉をはじめ、山、海の雄大な自然、そしてそこから育まれる豊富な美味しい幸などがあります。私の地元の湯布院は、良質な温泉はもちろん旅館や観光施設などの心のこもったおもてなしに全国から多くの観光客が訪れ、地元で採れた食材にこだわって提供される料理やお土産は観光客にとって大きな魅力となっております。私もまだまだ現役農家として、地元の観光関係者と一緒に「湯布院牛喰い絶叫大会」など地域づくりに邁進しているところです。
このように、観光産業は、温泉や食、自然など地域の持てる資源を最大限に活用することによって、農林水産業や商工業の振興に極めて重要な役割を果たすことができる裾野の広いリーディング産業であります。本県の基幹的な地場産業として引き続き発展させていきたいと考えております。
県都大分市では、JR大分駅の高架化を契機に駅周辺の整備事業により、「大分の顔」にふさわしい質の高い魅力ある都心形成を図るとともに、来年春には、県立美術館「OPAM(オーパム)」の開館や新大分駅ビル「JRおおいたシティ」の開業が予定されています。
これから更に魅力を増す「日本一のおんせん県おおいた」への御来県を県民とともに心からお待ちしております。
一方で、地震や台風等による大規模な自然災害への対応も重要となっております。県議会では、議員42名中36名が防災士資格を取得しており、議員自らが地域の防災リーダーとして防災・減災社会に貢献する取組を行っているところです。
今後も、二元代表制の一翼として、引き続き、地方の声を謙虚に受け止めて県政に反映させていくとともに、県民が安心して心豊かに暮らせる社会となるよう、県議会が一丸となって取り組んでまいる所存であります。
大分県議会議長
近藤 和義(こんどう かずよし)
プロフィール
生年月日
昭和9年1月5日
主な議員歴
- 平成11年4月〜
- 大分県議会議員(現在4期目)
土木建築委員会、農林水産委員会、予算特別委員会、議会運営委員会の各委員長等を歴任 - 平成19年3月
- 第88代大分県議会副議長に就任
- 平成25年3月
- 第70代大分県議会議長に就任