山口県議会議長の柳居俊学でございます。全国都道府県議会議長会の林会長をはじめ、役員、事務局の皆様方には、平素より本会運営に多大なご尽力をいただき、心から感謝を申し上げます。

　昨年末、解散総選挙を経て、第3次安倍内閣が発足しました。本県選出の安倍総理には、今後の成長軌道を確実なものとし、アベノミクスによる経済の好循環を全国津々浦々へと広げるため、経済再生、地方創生などの直面する諸課題に果敢に取り組まれ、誇りある日本を取り戻していただけるものと、特別な思いとともに大きな期待を寄せております。

　本県におきましては、昨年2月、本県の飛躍を託すに相応しい若さあふれる村岡新知事が誕生し、人口減少・少子高齢化社会にあっても元気な産業や活気ある地域の中で、県民誰もがはつらつと暮らせる「活力みなぎる山口県」の実現に向けた新たな県づくりがスタートしました。

　県議会においても、国の進める地方創生の取組に先駆け、一昨年に「人口減少・地域活力維持対策特別委員会」を立ち上げ、昨年は、人口減少問題の克服に向け、効果的かつ大胆な施策の展開についての提言を取りまとめたほか、議員提案条例では5例目となる「がん対策推進条例」を制定するなど、県の進める取組をしっかり後押ししているところです。

　一方、議員定数の削減など、自らの改革も積極的に進めており、今後とも、県民の皆様の負託と期待に応えうる県議会を目指し、政策立案能力の向上や提言機能の充実、透明性の確保など､一層の努力を重ねてまいります。

　折しも今年は、幕末・維新の山口県を舞台とした大河ドラマ「花燃ゆ」が放送され、本県観光の魅力を発信する絶好の機会となります。また、夏には「第23回世界スカウトジャンボリー」、秋には「第28回全国健康福祉祭やまぐち大会」と、国内外から多くの皆様をお迎えして、ビッグイベントが開催されます。

　さらに、今年の干支は「乙未(きのと・ひつじ)」であり、これらの二文字は、草木の種子からでた新芽と、これから成長する木を表すとされております。

　山口県議会としましては、大河ドラマやイベントの効果を最大限に生かしながら、未年(ひつじどし)にあやかり、新芽から大地に根を張り天に伸び行く木のごとく、本年が「活力みなぎる山口県」の実現に向けた飛躍の一年となりますよう、全力を尽くしていく所存です。

山口県議会議長
柳居　俊学(やない　しゅんがく)

プロフィール

生年月日

昭和25年1月21日

主な議員歴

平成3年4月〜

山口県議会議員(現在6期目)
文教警察委員会、総務企画委員会、議会運営委員会の各委員長等を歴任

平成21年5月

第63代山口県議会副議長に就任

平成23年5月

第60代山口県議会議長に就任

平成25年5月

第61代山口県議会議長に就任