全国都道府県議会議長会

日本のひなた宮崎県

議長写真
平成30年3月
宮崎県議会議長

蓬原 正三




 昨年4月に第69代宮崎県議会議長に就任いたしました蓬原正三でございます。

 昨年宮城県で開催された「第11回全国和牛能力共進会」におきましては、3大会連続となる内閣総理大臣賞を受賞し、「日本一の宮崎牛」の真価を全国に示すことができました。

 また、この3月には、米映画界最大の祭典「第90回アカデミー賞」授賞式のアフターパーティーに、世界の高級食材による料理とともに、「宮崎牛」と3年連続出荷量日本 一の「県産焼酎」が受賞者・映画関係者約1,500人に提供され、宮崎ブランドを世界に発信する絶好の機会となりました。

 さて、国内では、2年後の「東京オリンピック・パラリンピック」に向けて機運が高まっておりますが、2020年は、本県において「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」が開催されます。

 さらに、2026年には「第81回国民体育大会」を開催することになっており、今後、さまざまな機会を捉えて、宮崎の太陽の恵みを濃縮した豊富な農産物や加工品、スポーツキャンプ地、住みやすい環境、神話といった宮崎の魅力を効果的に県内外に発信し、本県の知名度・好感度を高め、地域活性化につなげる「日本のひなた宮崎県」プロモーション活動を着実に推進していくことが必要だと考えております。

 地方創生の取り組みが進行する中、二元代表制の一翼を担う県議会の果たすべき役割は増大し、議会機能の更なる充実強化が求められております。本県議会では、2009年に議員定数(45人)を全国で最も高い削減率となる39人への削減を決定し、以降「宮崎県議会基本条例」に基づきさまざまな取り組みを進めております。

 大規模災害への対応では、2010年に本県で発生した口蹄疫、翌年の鳥インフルエンザや新燃岳の噴火、東日本大震災を契機として、災害発生時に当面の対応を行うための組織「宮崎県議会災害等対策協議会」を2012年に設置しました。昨年4月には、災害時の議会や議員の行動を定めた「宮崎県議会災害対応マニュアル」を策定し、12月には大規模地震発生を想定した初めての避難訓練を実施しました。

 また、選挙権年齢の引き下げに伴い、昨年度から、若い有権者に選挙や政治に関心を持ってもらうための取り組みとして「県議会議員講座『こんにちは!県議会です』」を実施しているほか、政務活動費についても、透明性の確保に向けた取り組みを進めているところであります。

 本県が直面する課題は多岐に亘りますが、これまで以上に県民の視点に立ち、執行部としっかり議論をして県議会としての役割・責任を果たしていきたいと考えております。

 今後とも、各都道府県議会の皆様と切磋琢磨しながら、議会の活性化や地域の発展に貢献していきたいと考えておりますので、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

宮崎県議会議長
蓬原 正三(ふつはら まさみ)

プロフィール

生年月日

昭和23年11月8日

主な議員歴

平成7年4月〜
宮崎県議会議員(6期目)
国際化・サミット対策調査特別委員会委員長、総務企画常任委員会委員長、厚生常任委員会委員長、議会運営委員会委員長、議員定数・選挙区調査特別委員会委員長を歴任
平成22年4月
第88代宮崎県議会副議長に就任
平成29年4月
第69代宮崎県議会議長に就任