全国都道府県議会議長会

県議会のさらなる活性化に向けて

議長写真
平成30年5月
富山県議会議長

高野 行雄




 本年3月に第126代富山県議会議長に就任いたしました高野行雄です。

 議長就任以来、富山県民の皆様の多大なるご支援とご協力をあおぎながら、職務の遂行に邁進できておりますことを心から感謝申し上げます。

 本県では本年の11月3日から6日まで、全市町村を会場に「ねんりんピック富山2018」を開催します。テーマを、「夢つなぐ 長寿のかがやき 富山から」とし、スポーツや文化などの多彩なイベントが開催されます。地域や世代を超えた交流の機会となることはもちろん、本県が誇る食や伝統工芸品などを全国に発信する絶好の機会ともなりますので、県民とともに皆様の御来県を心からお待ちしております。

 さて、本県議会におきましては、議会の活動を県民に広く知っていただき、県政への関心を高め、議会の活性化、透明性の確保に資するよう、議会中継などによる広報の充実、議員提案による政策条例の制定、分割質問及び分割答弁方式の導入による質疑の充実など、様々な面で議会の機能強化を図ってきました。本年3月には本県議会の基本理念を明らかにするとともに、議会の役割、運営原則や議員の責務及び活動原則などを定めた富山県議会基本条例を制定し、県民の代表機関としてその負託に応え続ける県議会を実現することを決意いたしました。また、継続的に議会改革に取り組んでいくため、議会改革推進会議を設置するとともに、議会改革に関する行動計画を策定し、毎年度の進捗状況を公表することを全国で初めて条例に規定しました。

 県民の負託を受けた議員それぞれが政策提言や国に対する働きかけなどを積極的に行うことはもとより、県民の皆様や各種団体との意見交換などを通じ県民の思いを肌で感じることに努めながら活動し、知事をはじめとする執行部に対し、言うべきことは言うという姿勢を常に持つ、自ら考え、自ら行動する存在でなければなりません。

 今後とも、「和して同ぜず」の精神のもと、肌感覚で感じる県民の思いを大切にしながら主体性を持って知事・執行部と自由闊達な議論を行い、さらに活性化した議会となるよう尽力してまいりたいと考えています。

 本県議会に寄せられるさまざまな期待をしっかりと受け止め、実現に向けて全力で取り組んでまいりますので、皆様の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。

富山県議会議長
高野 行雄(たかの ゆきお)

プロフィール

生年月日

昭和22年10月4日

主な議員歴

平成7年4月〜平成11年4月、平成15年4月〜
富山県議会議員(現在5期目)
厚生環境常任委員会、経営企画委員会、景気・雇用・金融対策特別委員会、次世代人材育成・確保特別委員会の各委員長を歴任
平成30年3月
第126代富山県議会議長に就任