全国都道府県議会議長会

まちづくりも国づくりも人づくりから

議長写真
平成30年9月
千葉県議会議長

吉本 充




 本年7月に第72代千葉県議会議長に選出されました吉本充でございます。

 また、先に開催されました全国都道府県議会議長会定例総会におきまして副会長に就任し、その使命と責任の重さに身の引き締まる思いであります。皆様方の御指導、御鞭撻を賜りながら、精一杯努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 本県では2020年東京オリンピック・パラリンピックで8種目の競技が行われることが決定しております。7種目が行われる幕張メッセやサーフィン会場となる一宮町釣ヶ崎海岸では、競技会場としてふさわしい環境整備が進められており、開催効果を地域の活性化や本県の一層の発展に繋げ、次世代にしっかりと引き継いでいくことが大切だと感じております。

 また、大会の成功に向けて、ボランティアの育成や機運醸成、事前キャンプ誘致など、官民一体となったオール千葉体制で推進していくとともに、国内外から本県を訪れる多くの方々を「おもてなし」の心を持ってお迎えできるよう、全力で取り組んでいるところでございます。

 さて、地方分権の進展に伴い、県民の意見を県政に反映させる県議会の役割は益々重要となり、その責務を果たすため、県議会の政策立案機能の強化・拡充が求められています。

 こうした中、千葉県議会では、平成13年より議員提案により政策条例を制定しており、私自身も、これまでに「千葉県体育・スポーツ振興条例」、「千葉県いじめ防止対策推進条例」、「千葉県手話言語等の普及の促進に関する条例」の制定に携わり、現在、「千葉県文化芸術の振興に関する条例」の制定に向けて立案活動を進めています。今後も、議員による政策条例の制定を積極的に推進してまいります。

 一方、我が国の義務教育段階における不登校児童生徒数が増加傾向にあることを受け、平成28年12月に「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」が公布され、国・都道府県の責務が明確化されたことを踏まえ、千葉県議会では、全国初となる「千葉県議会フリースクール等教育機会確保議員連盟」を設立し、課題の解決に向けた政策研究を始めたところです。私もこの議員連盟の会長として、不登校児童生徒等への支援や社会的自立の促進に取り組んでいます。

 世界一の長寿社会を迎えた現在、全ての人が安心して元気に暮らせる豊かなまちづくり・国づくりを実現するためには、教育による人づくりが重要であり、次世代を担う子どもたちの明るい未来のため、生涯を通じて質の高い教育が受けられる環境の整備に、全力で取り組んでまいります。

千葉県議会議長
吉本 充(よしもと みつる)

プロフィール

生年月日

昭和31年12月8日

主な議員歴

平成11年4月〜千葉県議会議員(現在5期目)
警察企業・環境生活警察・文教常任委員会、議会運営委員会、予算委員会、決算審査特別委員会の各委員長及び千葉県監査委員を歴任
平成30年7月
第72代千葉県議会議長に就任