全国都道府県議会議長会

県民に開かれ信頼される議会を目指して

議長写真
令和2年4月
青森県議会議長

森内 之保留




 昨年5月に、第82代青森県議会議長に就任いたしました森内之保留です。

 議長を拝命以来、県民に開かれ信頼される議会、積極的な政策立案・提言を行う議会を目指し、県民の視線に立って、様々な取組を行ってまいりました。昨年6月には、議会の効率的・効果的運営のための改革に関する事項について検討を行う「議会改革検討委員会」を設置し、各会派から提出された議員定数や選挙区区割りの見直し、議会報告会の開催等の検討項目について議論を開始しました。

 委員会での検討による最初の成果として、9月定例会において、省エネルギー対策等の観点から、他県に遅ればせながら本会議場での夏季軽装(ノーネクタイ)を実施しました。今後とも検討結果を踏まえて、議会改革に取り組んでまいります。

 また、昨年7月からは、受動喫煙防止対策への取組の一環として、全議員のご理解を得て、健康増進法の措置を上回る議会敷地内全面禁煙を実施しました。

 本県においては、人口減少や少子高齢化の急速な進行により、社会環境が大きく変化しており、加えて近年は、地球温暖化等に伴う異常気象による大規模災害も全国で発生しております。そのような中で、産業の活性化や雇用の創出、県民の命と暮らしを守る取組などの諸問題に迅速かつ適切に対応し、持続可能な地域社会を構築していく必要があります。今後も県政の課題について、積極的に政策立案・政策提言を行い、県民の負託に応える議会を推し進めるべく努力致す所存です。

 さて、青森県は世界自然遺産「白神山地」や十和田湖・奥入瀬渓流をはじめとした雄大な自然、世界文化遺産への登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」、「青森ねぶた」や「八戸三社大祭」に代表される歴史・文化など、数え切れないほどの魅力にあふれています。

 また、三方を海に囲まれ、白神山地や八甲田連峰から流れ出す清らかな水は、ホタテやマグロなどの豊かな海産物、にんにくやりんごに代表される野菜・果物、倉石牛をはじめとした「あおもり和牛」など、たくさんの豊かな「食」を育んできました。今年は、青森県独自のサクランボ新品種「ジュノハート」の全国デビューが控えており、また、米の食味ランキングにおいても、6年連続「特A」取得の「青天の霹靂」に加え、「まっしぐら」が初めて「特A」評価を受けるなど、たくさんの海の幸、山の幸を有しております。「八戸せんべい汁」、「十和田バラ焼き」、「黒石つゆやきそば」、「青森生姜味噌おでん」などのおいしいB級グルメもおすすめです。是非とも本県にお越しいただき、この素晴らしい青森県にしかない魅力にじかに触れていただければ幸いです。

青森県議会議長
森内 之保留(もりうち のぼる)

プロフィール

生年月日

昭和39年7月6日

主な議員歴

平成11年4月〜
青森県議会議員(現在6期目)
副議長及び農林水産委員会、予算特別委員会、建設委員会、決算特別委員会、議会運営委員会、議会改革検討委員会、文教公安委員会の各委員長を歴任
令和元年5月
第82代青森県議会議長に就任