全国都道府県議会議長会

さらなる議会の活性化に向けて

議長写真
令和3年3月
長崎県議会議長

瀬川 光之




 令和元年5月に第66代長崎県議会議長に就任いたしました瀬川光之でございます。

 昨年来、世界中に蔓延した新型コロナウイルス感染症は、いまなお収束する気配が見えず、わが国の経済活動のみならず、国民生活に大きな影響を与えています。お亡くなりになられた方々並びにご遺族の皆様に、深く哀悼の意を表しますとともに、治療中の皆様の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

 本県におきましても、年明けに新型コロナウイルス感染者数がピークを迎え、現在は落ち着きを見せておりますが、引き続き、県民の皆様のご協力をいただきながら、感染症の予防・拡大防止と県内経済活動の回復・拡大に向けた環境整備に取り組んでまいります。

 さて、私は、就任以来、二元代表制の一翼を担う本県議会の活性化を図るため、デジタル化への取組みを推進しています。

 本年4月からは、感染症対策などを想定し、議会運営委員会において委員の「オンライン参加」を可能とするほか、県民に分かり易い議事運営を目指し、本年6月定例会から都道府県議会では最初となる「本会議における電子表決」を導入します。

 また、議員活動の活性化とペーパーレス化を目的として、令和3年度中に全議員にタブレット端末を貸与し、活用を進めることとしています。

 これ以外の取組みとして、本年3月には長崎県立大学と包括連携協定を締結し、様々な地域課題へ対応するとともに、魅力ある地域づくりに繋げていくこととしています。また、こうした県議会の様々な取組みを県民の皆様に発信し、県議会への関心と理解を深めていただくため、昨年9月定例会以降、定例会毎に議長記者会見を開催するなど、県民に身近な議会としてその活性化に努めています。

 最後になりますが、令和4年秋に九州新幹線西九州ルート武雄温泉〜長崎間の開業が予定されており、九州・長崎の特定複合観光施設(IR)区域整備につきましても、来年春の国への区域整備計画の申請に向けて、現在、設置運営事業者の公募・選定手続きが進められています。

 本県議会としましても、九州の観光及び地域経済活性化に大いに寄与する九州新幹線西九州ルートの整備促進と九州・長崎IRの実現を目指してまいります。

長崎県議会議長
瀬川 光之(せがわ みつゆき)

プロフィール

生年月日

昭和37年3月3日

主な議員歴

平成15年4月〜
長崎県議会議員(現在5期目)
総務委員会委員長、文教厚生委員会委員長、議会運営委員会委員長を歴任
令和元年5月
第66代長崎県議会議長就任