議長随想

〜新生ふくしま、復興への歩み〜

 本県に甚大な被害をもたらした東日本大震災及び原子力災害の発生から4年が過ぎましたが、いまだ多くの県民が県内外への避難を余儀なくされるなど、県民生活に深刻な影響を与えています。
 このような中、これまで全国の皆様より様々な御支援をいただき、また、本県からの避難者を温かく受けいれていただいておりますこと、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
 震災以降、本県では、原子力に依存しない、安全・安心で持続的に発展可能な社会を実現するため、再生可能エネルギーの普及拡大や研究拠点及び関連産業の集積・育成を目指しております。
 また、福島の未来を担う子どもたちに対する放射線被曝による不安や、運動不足などによる発育・発達への影響などが懸念されていることから、子どもたちが、ふるさとで夢や希望を持って、心豊かにたくましく生きていける環境づくりの充実・強化に取り組んでおります。
 このため、県議会におきましては、現在、「環境回復・エネルギー対策」、「復興加速化・風評対策」、「子どもの未来創造対策」の3つの特別委員会を設置し、本県の復興・再生に向けた対策についての調査を進めており、県民の不安を払拭し、震災前の恵み豊かで安寧な福島県を取り戻せるよう、引き続き県議会の責務を果たしていきたいと考えております。
 県の復興は少しずつではありますが、着実に前進しております。常磐自動車道の全線開通や各種研究拠点等の整備、避難地域での復興計画の具体化等、明るい兆しが見え始めており、原子力災害で避難を強いられた双葉郡の高校の教育を継承した「ふたば未来学園高等学校」の開校は、双葉郡を始め福島県の復興を支え、広く社会に貢献し、世界で活躍できる人材の育成につながるものと期待しています。
 今年、本県では国内外から多くの皆様をお迎えするビッグイベントとして、4月から6月末まで県内各地では「ふくしまデスティネーションキャンペーン」が展開されており、また、5月22日、23日には「いわき太平洋・島サミット2015」が開催されます。ぜひ福島の今の姿を見ていただき、魅力を満喫していただきたく皆様の御来県を心よりお待ちしております。
 結びに、新生ふくしまの復興への歩みをより確実なものにしていくために、引き続き、各都道府県議会並びに全国都道府県議会議長会の皆様からの御支援、御協力をお願い申し上げます。

福島県議会議長
  ひらいで たかお
 平 出 孝 朗

プロフィール
生年月日
昭和31年9月27日
主な議員歴
平成11年4月〜福島県議会議員(現在4期目)商労文教委員会、企画環境委員会、
          福島県議会「新しい福島県総合計画」調査検討委員会の各委員長を歴任
平成25年11月 福島県議会議長に就任