議長随想

〜議会議論を活性化し深化する〜

 本年5月、第30代北海道議会議長に就任しました 遠藤 連でございます。どうぞよろしくお願い致します。
 また、6月に開催された全国都道府県議会議長会の臨時総会において、伝統ある本会の副会長に選任され、その使命と責任の重さに身の引き締まる思いです。微力ながら精一杯その職責を果たして参る所存であります。
 今、北海道には、かつてないほどの大きな課題が横たわっています。人口減少は全国を上回るスピードで進行し、さらに景気回復の遅れと地域経済の衰退、基幹産業である一次産業を取り巻く諸問題、医療・福祉・介護、教育の分野も含めて、地方の疲弊が一挙に進み極めて厳しい状況に直面しております。 
 一方で、来年3月には、道民の悲願である北海道新幹線の開業といった明るい話題もあり、観光面など北海道新幹線の開業効果を全道に波及させることも重要な課題となっています。
 また、安全で美味しい北海道ブランドの食品を、海外を含めて生産・流通販売することも重要な課題であります。
 これらの課題解決のために、私はより一層議会議論を活性化し深化することによって効果的な解決策を見出していこうと考えております。そのためには、何よりも個々の議員の資質の向上が求められます。例えば、地方対策は人口問題や教育、医療、経済、雇用、少子化対策など多くの分野に関連しますので、行政の縦割りにとらわれることなく、総合的、抜本的な取組に転換することが求められます。さらに調査、検討、計画作成などの政策形成についてもスピード感を持った対応が不可欠であることから、この点でも議員の資質向上が必要です。
 そこで、先進事例の調査や情報収集、議会全体での研修の実施、議会議論のあり方の見直しなど、必要な取組を積極的に推進しようと考えております。この件で参考事例をご紹介いただければ、大変ありがたいと思います。
 また、地方議員の身分は社会保障面で不十分であることから、立候補者が減少し、無投票当選が増え、低投票率化が進んでおります。前途有望な方が数多く挑戦できるような、身分と待遇へと改善することが必要です。全国議長会の皆様とともに実現に向けて努力して参りたいと思います。
 結びに、地方創生の時代を迎え、議会機能の充実強化はまさに待ったなしと言えます。地方における諸課題解決のために全国議長会の活動に大きな関心を持ちながら取り組んで参りますので、皆様のご指導、ご支援を心よりお願い申し上げます。

北海道議会議長
 えんどう   れん
 遠 藤   連

プロフィール
生年月日
昭和28年12月6日
主な議員歴
平成11年4月〜北海道議会議員(現在5期目)道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会、                          予算特別委員会、決算特別委員会、議会運営委員会の各委員長を歴任
平成27年5月 第30代北海道議会議長