TOP議長随想 > 平成29年1月 藤田 孝夫 兵庫県議会議長

議長随想

〜地域創生、そして議会改革に向けて〜

 昨年6月に、第119代兵庫県議会議長に就任いたしました藤田孝夫でございます。
 就任してから半年が経過しましたが、本県議会では、阪神・淡路大震災の影響により、県議選の投開票から当選議員の任期開始まで約2ヶ月の「空白」が生じている選挙期日と議員任期の「ずれ」が大きな課題となっておりました。この解消に向けて、関係市議会等と連携し、国への要請活動を粘り強く行なった結果、平成28年12月12日に議員立法により衆議院に法案が提出されるに至りました。今後は、次の通常国会での早期成立に向けて引き続き取り組んでいこうと、新年から決意を新たにしているところです。
 人口急減・超高齢化という大きな課題に対し、本県でも「地域創生」に関する取組みを進めているところですが、私の地元である養父(やぶ)市は、平成26年5月に「中山間農業改革特区」という位置づけで、国家戦略特区に指定されました。特区指定により、集落営農化や法人化、高付加価値化や6次産業化等を進め、農業を魅力ある産業に代えることで雇用を生み、所得を向上させ、人口減少を抑えることを目的として取り組んでいます。現在は、13社が特区事業者として営農しており、そのうち養父以外からも9社が参入し、市内の農業者との連携によるさらなる活性化を目指しています。
 さて、兵庫県議会では、議会改革の取組みとしまして、「幅広い層からの多様な意見の政策への反映」、「多彩な広報活動を通じた身近に感じる県議会の実現」、「議会の政策提言機能の強化」、「県議会から進める「働き方改革」」の4つの柱に基づき、議会の活性化に向けたさらなる取組みを検討しているところです。
 私は、現在、養父市で障害者の表現活動を支援するNPO法人から但馬在住の知的・精神障害者の方々の絵画作品をお借りして展示し、来訪された方々に見ていただいています。4点展示しておりますが、その中の1点は縦100p×横165pもの大きな作品で、鮮やかな色使いで見応えがあり、皆さんからご好評をいただいています。副議長もこの試みに賛同し、副議長室にも自身の地元の障害者の絵画作品を展示しています。そして、今年の4月には、県の「障害者芸術文化発信プロジェクト」事業の一環で「障害者芸術・文化祭」の入賞作品等を議長・副議長応接室に約1週間展示して、どなたでも作品を鑑賞できるようにし、「身近に感じる県議会の実現」に向けて取り組もうとしています。
 今後も、各都道府県議会の皆様とさまざまな会議等の場で意見を交わしながら、地方議会の活性化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

兵庫県議会議長
  ふじた  たかお
  藤 田 孝 夫

プロフィール
生年月日
昭和30年4月18日
主な議員歴
平成16年5月〜兵庫県議会議員(現在4期目)
健康福祉常任委員会、総務常任委員会、予算特別委員会の委員長及び監査委員等を歴任
平成28年6月  第119代兵庫県議会議長に就任