TOP議長随想 > 平成29年6月 五所野尾 恭一 香川県議会議長

議長随想

「うどん県。それだけじゃない香川県」その先を見据えて

 本年5月、第89代香川県議会議長に就任いたしました五所野尾恭一でございます。
 「うどん県。それだけじゃない香川県」。このユニークなキャッチフレーズを看板に掲げ、本県ではこれまで、県産品の販路拡大や芸術・文化の発信、観光振興などに積極的に取り組んでまいりました。幸いにも、その成果は「うどん県人気」にだけに留まらず、本県の知名度やブランド力の向上、産業発展・文化振興などにおいて幅広く見え始めているところであります。
 今、我が国で進行している少子高齢化を伴う人口減少は、地方にとってはとりわけ切迫した課題となっております。本県におきましても、長らく百万人台を維持してきた人口が、現在では九十万人台へと減少し、高齢化率も3割を超え過去最高となるなど、人口減少・少子高齢化が急速に進んでいます。国や本県の分析によりますと、今後何ら対策を講じなかった場合、43年後の2060年における県人口は、現在の6割程度にまで減少すると推計されており、経済規模の縮小や地域社会の衰退等が懸念されているところであります。
 このような状況の中、本県には、大規模災害への備えや子育て環境の充実など、迅速な対応が必要な課題とともに、県勢の基礎体力とも言える、子どもたちへの教育力の強化や成長産業の創出など、息の長い取り組みを必要とする重要な課題も山積しているところであります。
 本県を取り巻く状況が、このように誠に厳しい中、香川県議会といたしましては、県民に信頼される組織として自己改革に努めるとともに、二元代表制の一翼を担いつつ、県政における「未来の香川へのチャレンジャー」として、その重責を全うしてまいる所存であります。
 さて、本県では本年11月、皇族殿下をお迎えして「第41回全国育樹祭」が開催されることになっております。私共は、この栄えある行事を本県の魅力をアピールする絶好の機会ととらえております。どうか皆様方におかれましては、ぜひ御来県いただき、穏やかな風土と緑豊かな自然に恵まれた本県の魅力を御堪能いただきますよう御案内申し上げる次第でございます。
 各都道府県は、お互いによきライバルであるとともに、それぞれの地方や我が国全体の発展を担う一心同体的な関係にもあります。どうか全国都道府県議会議長会の皆様におかれましては、今後とも「うどん県。それだけじゃない香川県」の先を見据えながら、地域の活性化に全力で取り組む香川県議会への御支援、御助言を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

香川県議会議長
  ごしょのお きょういち
  五所野尾 恭 一

プロフィール
生年月日
昭和21年1月1日
主な議員歴
平成7年4月〜香川県議会議員(現在5期目)
環境建設常任委員会、総務常任委員会、議会運営委員会、行財政改革推進特別委員会、県立病院整備等推進特別委員会、決算行政評価特別委員会の各委員長を歴任
平成27年4月  第90代香川県議会副議長に就任
平成29年5月  第89代香川県議会議長に就任