TOP議長随想 > 平成30年7月 村田 正治 京都府議会議長

議長随想

〜「お茶の京都」と「開かれた議会」に思いを寄せて〜

 昨年5月に第80代京都府議会議長に就任いたしました村田正治でございます。
 議長就任となった昨年度は、京都府における「お茶の京都」事業のターゲットイヤーであり、「お茶」にまつわる様々な事業が実施されました。
 世界的に有名な古都京都に加え、歴史文化と豊かな自然にあふれる「もうひとつの京都」の地域の魅力を伝える言葉として、里山の風景を残す府中部を「森の京都」と、美しい海の景観が楽しめる府北部を「海の京都」と、竹林が多く「かぐや姫」伝説発祥の地ともいわれる京の西・乙訓の地を「竹の里・乙訓」と呼びますが、茶畑の素晴らしい景観が広がる、私の地元、府南部地域を表わしますのが、この「お茶の京都」でございます。
 京都が誇る宇治茶は、深い歴史と様々な文化的価値を有し、文化庁が認定する「日本遺産」の第1号に選ばれるなど、その歴史や文化が高く評価されておりますが、実は、宇治茶の消費量は減少の一途をたどっており、生産面積の減少や担い手不足も深刻な問題となっております。
 この宇治茶の歴史的・文化的価値を、絶やすことなく着実に引き継いでいくため、これをなんとか支援したいという思いから、これまでから宇治茶に関わる様々な施策に積極的に取り組み、府議会初の、全議員が参加する議員連盟となりました宇治茶振興議員連盟の立上げにも携わった私といたしましては、「お茶の京都」のターゲットイヤーに議長に就任させていただいたというのは、大変感慨深いものでした。
 さて、京都府議会では、「開かれた議会」の実現に向けた様々な取組を行ってきましたが、最近では、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえ、高校生等の若者をターゲットにした広報・広聴の取組に力を入れており、昨年11月には、若者への発信力を高めるため、ツイッター、フェイスブックの府議会公式アカウントも開設いたしました。
 今年度は、高校生が、直接議員と意見交換をすることができる参加型の取組として、私や副議長、会派代表の議員、広報・広聴の担当議員が高校に出向く「出前高校生議会」を7月以降開催することとしており、希望する高校を募ったところ、11校もの応募をいただけたことをうれしく思っているところです。
 幅広い層への取組としては、京都市内にある議会棟への来庁が難しい方々にも傍聴にお越しいただけるよう、平成28年9月定例会では、府北部の舞鶴市で本会議を開催したのですが、今年度は、府南部の精華町で開催する予定です。
 京都府議会では、今後も、府民の皆様の期待に応え、また府民の皆様により議会のことを理解していただけるよう、時代の変化に的確に対応しながら、不断の改革に取り組んでまいりますので、御指導、御鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

京都府議会議長
  むら た  まさ はる
  村 田 正 治

プロフィール
生年月日
昭和23年11月10日
主な議員歴
平成11年4月〜京都府議会議員(現在5期目)
          建設常任委員会、警察常任委員会、商工労働観光常任委員会、総務・環境常任委員会、予算特別委員           会、議会運営委員会の各委員長を歴任
平成29年5月〜第80代京都府議会議長