TOP議長随想 > 平成29年2月 野田 藤雄 滋賀県議会議長

議長随想

〜琵琶湖の保全・再生に向けて〜

 昨年4月に第96代滋賀県議会議長に就任いたしました野田藤雄でございます。
 最近の滋賀県にとっての大きな動きとして、平成27年9月に「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」が議員立法で制定されました。
 この法律では、豊かな生態系を有し、貴重な自然環境及び水産資源の宝庫である琵琶湖を「国民的資産」と位置付け、その保全・再生は我が国における湖沼の保全・再生の先駆けとなりうるとし、水質汚濁の防止、森林の整備や保全、外来動植物による被害の防止、大量繁茂する水草の除去、水産資源の回復等が琵琶湖の保全・再生に向けて取り組むべき課題としています。
 これまでの琵琶湖の保全・再生の取組や成果は世界湖沼会議で発表されていますが、この会議は昭和59年に本県の提唱により開催されて以来、世界各地で開催され、様々な湖沼環境の課題解決に向けた取組を議論する場となっています。昨年11月にインドネシア・バリ島で開催された第16回の会議に私も出席しましたが、各国の研究者等から発表される成果を見て、この会議を主導してきた本県の取組を誇りに思いました。
 本県では、現在、国が策定した「琵琶湖の保全及び再生に関する基本方針」を受け、保全・再生を実施するための「琵琶湖保全再生施策に関する計画」を今年度末に策定するべく、県議会においても「琵琶湖保全再生対策特別委員会」を設置し、多面的な調査研究をしているところであります。
 この法律の制定を契機として、これまでの本県における取組や成果を踏まえ、琵琶湖を世界一の湖にするために、更なる琵琶湖の保全・再生に向けて決意を新たにしており ます。
 また、夢や希望に満ちた豊かな「滋賀」を築いていくためには、琵琶湖の保全・再生をはじめとした重要な課題について、二元代表制の一翼を担う県議会として、県民の皆様方の声を真摯に受けとめ、切磋琢磨しながら議論を重ねて方向を見定めていく必要があると考えております。
 滋賀県議会においては、これまで議会基本条例の制定や通年議会の導入など、様々な議会改革を積極的に進めてまいりましたが、今後とも議会改革はもとより、地方創生の時代にふさわしい議会の活性化に全力で取り組んでまいる所存ですので、全国都道府県議会議長会の皆様におかれましては、御支援や御協力をよろしくお願い申し上げます。

滋賀県議会議長
  の  だ  ふじ お
  野 田 藤 雄

プロフィール
生年月日
昭和20年9月15日
主な議員歴
平成19年4月〜滋賀県議会議員(現在3期目)
文教警察・企業常任委員会、環境・農水常任委員会、文教・警察常任委員会、政策・土木交通常任委員会の各委員長、監査委員及び副議長を歴任
平成28年4月  第96代滋賀県議会議長に就任